アマカン講談師の講談的ひとりごと

講談と講談師について、アマチュア講談師が気ままに語ります。

第三十一席 新作講談は、やっぱり大変だー!でも音声入力に少し救われた!

昨日夕方、あるところで自分が作った新作講談を読みました。 いま、夕方5時半、ですからほぼ1日経ちましたが、いまだにちょっと放心状態です。 大学受験生が、後期試験も全て終えて、「あーやっと終わったぜ」とボーッとしている状態に近いかもしれないと思…

第三十席 音声入力 3つの魅力

最近、すごーく素敵なものにハマってしまってます。 え?それって講談以上に素敵なものですか? うーん、うーん、うーん(考え込む) そうですね。 講談と同じ位に素敵なものです。 講談にハマッた時と同じくらいにハマりました。 こうやって、ブログに何か書…

第二十九席 区民セミナーの感想いただきました‼️

6月15日に世田谷区の太子堂生涯学習セミナーで、講談の世界へようこそという講座をもたせていただきました。 その感想文を送っていただいたので、ここに書かせていただき、私の感想も入れていきたいと思います。 ★4席のうちラストの西行のストーリーが一番面…

第二十八席 小学校でやる講談授業、やっぱり楽しかった‼️

朝 8時過ぎに世田谷区N小学校に到着。ランチルーム隣にある、こじんまりとした部屋に案内されて、着物に着替えて準備完了! まずは6年1組での講談。開始は8時40分。 なんといっても、こんな時間に学校で講談をやってる人は、プロ、アマ問わず、絶対に日本で…

第二十七席 外国の人たちに講談⁉️外国の人たちが講談⁉️そして、こんにゃく。

先日、埼玉県の寄居というところに行って来ました。寄居〜ヨリイ と読みます。 知り合いが、寄居から車で15分ほど行ったところで面白いカフェを開店して、そこに遊びに行ったのです。 エルモットというのは、茶釜のことだそうです。 こちらのオーナーである…

第二十六席 今日も、講談ストーリーテリングです‼️

講談はストーリーテリング! ここでは、WEBでの講談になりますが、こちらの記事をお読みいただいている皆さま、是非、声に出して、ご自身のお持ちの講談のイメージでストーリーをお楽しみください。 ストーリーテラーになったつもりで是非‼️ うちにあった無…

第二十五席 読み聞かせとストーリーと講談と。

いま、息子は独り立ちしていますが、その息子が小さい時に、本当に一生懸命息子にしてやったと言えるのは、絵本の読み聞かせです。 読んでやった絵本はうちにだいたいは取ってあるのですが、驚いたことに、息子は、25年以上前に読んでやった絵本、その内容を…

第二十四席 講談の感想文@小学校

学校で講談を読ませていただくと、感想文をいただくことがあります。 演芸を楽しんで? 感想文って、子どもにとっては、すごく負担になるんじゃないかと思うんですが、でも、読むといろいろ面白いんですー 今日は、その感想文の一部と、感想文に対する私の感…

第二十三席 学校の体育館で講談を読む‼️

読み聞かせの時間に講談を読ませていただいている小学校で、一度、体育館で全校生徒を前に講談を読んだことがあります。 全校生徒の前です。 小学校の全校生徒というのは、1年生から6年生までがいるわけです。 私ぐらいの歳になると、5歳違いでも、そんなに…

第二十二席 ストーリーテリングの元祖 講談!

ある出来事を、しっかり聞いてもらえるように、物語として、「押したり引いたりしながら、メリハリをつけて読む」これがストーリーテリングだと思います。 すると、講談というのは、やはり元祖ストーリーテリングということになります。 今日は、友達から聞…

第二十一席 講談とストーリーテリングと。

本日は、ストーリーテリングを目指す講談を申し上げたいと思います。 そもそも、ストーリーテリングの元祖が講談ですので、「ストーリーテリングを目指す講談」というのも、矛盾した言い回しなのですが、 何でもストーリーにして、講談調に読んでいただこう…

第二十席 自分で作った講談

今まで、いくつか講談を作ったことがあります。 昭和の大御所の歌手の歌をベースに、というか、歌詞の内容に合うような講談ではなくてもいいから、タイトルだけ使って講談を作って欲しいと言われたので、挑戦してみました。 印象に残っている親の言葉最近知…

第十九席 プロの講釈師の講談会を主催することについて

講談を始めて10年近く経った頃、 「プロの講釈師の方の会を主催してみたい」と思うようになりました。 私がやりたいと思ったのは、所属協会が異なる講釈師。 所属の違う2人の講釈師が普段一緒に会をやることはあまりありません。 2人が一緒の会で講談を読む…

第十八席 いろいろな講釈師のいろいろな講談 楽しもうぜ!

講談が好きですから、自分が高座に上がるだけではなく、高座に上がったプロの講釈師、講談師というよりは講釈師という言い方が好きですが〜 講釈師の講談を聴くのも大好きです。と言うか、聴くのが大好きだったから、自分でもやりたいと思うようになったとい…

第十七席 伊能忠敬の講談

北海道のAさんという高校の先生は講談をお書きになるんです。 このAさん、最初は講談をお書きになるだけだったのに、最近では地元で寄席や講談会を開いて自らも高座で講談をお読みになっています。 たいへん生真面目な方で、話し方もなんか堅い感じなんです…

第十六席 講談のお仲間

私のように、趣味で講談をやっている人たちは、まあまあいらっしゃいます。 まあまあ と申しますのは、落語の愛好家〜一応、プロではなく落語に取り組んでいる方をこう呼ぶとして〜 落語の愛好家よりも講談の愛好家がかなり少ないということです。 講談を始…

第十五席 講談のネタいろいろ

講談のネタと一口に言っても、いろいろです。 「講釈師 冬は義士 夏はオバケで飯を食い」という言葉通り、季節に合ったネタ 一年を通して出来るネタいろいろあります。 そして、ジャンルだっていろいろです。 私の好きなネタは、いわゆる 「世話物」と呼ばれ…

第十四席 高岡講談会から佐野の講談会の不思議なご縁

平成15年に始めた高岡講談会、回を重ねて、昨年10回という節目の回を終えました。 始めた時は、続くとか続かないとか考えていませんでしたが、毎年やっているうちにここまで来たーということです。 これ、当たり前のことなんですよね。続けていれば積み重な…

第十三席 高岡講談会 始まる

講談を始めてしばらくして、愛山先生について、栃木県佐野市に行く機会がありました。 先生の故郷 佐野市の神社で行われる講談会について行ったのです。 多分、二席お読みになったと思いますが、そのうちの一席が赤穂義士伝の白眉「大高源吾」でした。 終わ…

第十二席 「区民講座で講談をやってよかった!肩書きが決まった区民講座!」

講談をやっていると、いろいろな方とお知り合いになります。 私が主催する会に来てくれた方が、ありがたいことに、次の会には、お友達を連れて来てくれたりします。 あるところでずっと続けている会があって、そこに古い友人を誘ったところ、お友達を連れて…

第十一席 学校の講談はみんなで楽しもう

小学校での講談授業は、まず、なんと言っても大切なのは、つかみ! 笑ってもらって、こちらに近づいてもらって、それからまず一席の講談。 だいたい、私は、子どもたちにとって、今までみたことのない着物を着た得体の知れないおばさん。 一度、ある塾に呼ば…

第十席 「小学校で講談の授業始めました、おかげさまで」

息子の小学校で講談を読み始めた先にいろいろな出会いが待っていました。 私の講談が結構面白いらしいということで、読み聞かせグループのお母さんが音頭をとって、小学校のランチルームで、お母さんたちに講談を聞いて頂きました。 そこに、違う小学校の読…

第九席 学校の読み聞かせは講談を

息子が中1の時に将棋センターに連れて行ってやり時間つぶしのためにたまたま入った寄席でたまたま講談を聴いた時に 「すごい、私もやりたい!」「そして、いつかは、小学校の読み聞かせの時間を講談にしたい」 そう思ったのです。 そして、今その通りになっ…

第八席 デイサービスで講談

アマチュアで講談やっている人間は、講談を読む場所を探していかないといけません。 その点で、私が非常に恵まれていたのは、講談を始めた頃に働いていた場所が高齢者のデイサービスだったということです! デイサービスで働くまでは、ロシア語の技術翻訳の…

第七席 講談のネタ

講談の演目、ネタは30ほどしか持ってないんですが、「このネタ、本当に出会えてよかったー」というネタ、あります。 どのネタも「出会えてよかったー」というネタなんですが、特に、このネタは特別〜 そういう講談のネタを挙げるとしたら、間違いなく「応挙…

第六席 講談の稽古

講談は、もともとは机の上に本を置いて読んでいたそうです。今でも、釈台を呼ばれる机を前にして講談を読むのは、その名残りだと聞いたことがあります。 ということは、もともとは講談師は、講談をあらかじめ覚えておく必要はなかった 覚えなければいけない …

第五席 「先生がいたおかげで、ますます講談にのめり込む」

有島武郎の「溺れかけた兄妹」の講談の稽古も終わりました。 稽古は、「三回稽古」です。 講談だけではなく、落語も「三回稽古」ではないかと思うのですが、つまり、先生(講談の場合は、「先生」と呼び、落語では「師匠」)が、お手本となる講談を読みます…

第四席 「講談師 神田愛山の前で、初めて講談を読む」

平成15年7月21日、講談師、神田愛山の講談結城昌治先生の替玉計画を講談仕立てにしたものを聴きました。 講談を初めて聴いた時と同じくらい、いや、それ以上に体が震えた私は、愛山先生に電話をかけ、小田急線の狛江で会うことになりました。 狛江駅の改札前…

第三席 講談師神田愛山のミステリー講談「替玉計画」との運命の出会い(笑)」

前回までのお話の通り、平成14年に、生まれて初めてプロの講談師の生の講談を聴いて、すっかりハマってしまった私は、 その頃まだ保育園に通っていた娘を連れて、いろいろな講談師の講談を聴きに講談会に通いつめておりました。 と、そんなある一日のこと講…

第二席 プロの講談師に講談を習いながら、講談を聴きまくる。

息子を御徒町の将棋センターに連れて行って、その界隈をフラフラしていて、何気なく入った寄席ーそれは実は女流講談師の講談会だったのですがーそこで聞いた講談に、心を奪われた〜‼️ ここまでが前回のお話でございます。 心を奪われた私は、「この、講談と…