アマカン講談師の講談的ひとりごと

講談と講談師について、アマチュア講談師が気ままに語ります。

第十二席 「区民講座で講談をやってよかった!肩書きが決まった区民講座!」

講談をやっていると、
いろいろな方とお知り合いになります。

私が主催する会に来てくれた方が、ありがたいことに、
次の会には、お友達を連れて来てくれたりします。

あるところでずっと続けている会があって、
そこに古い友人を誘ったところ、
お友達を連れて来てくれました。

世田谷区の職員の友達を連れて来てくれたんです。

で、その世田谷区の職員の方が
たまたま、
「世田谷区民講座」の担当の方だったんです。

その方、仮に中野さんとお呼びすることにしましょう。

中野さんが担当なさっている区民講座は

世田谷区のある地域にお住いの55歳以上対象
12回ほどの講座全回出席可能
という条件で受講生を募集して、
毎年30人ほどの受講生の方が集まるという講座でした。


講談を聞いてくださった後に、中野さん、
「うちの区民講座の、第10回目の講座の講師に出てもらえませんか?」

こういうことがあるんです、講談やってると。

しかも、講談というのは、そもそも取り組んでいる人も少ないですから、
こんな感じで、いろいろなところで
お声をかけてくださることが多いんです。


で、その区民講座の講師を引き受けるに当たって
困ったことが起きましたー。

「肩書きはどうしましょう?」
こう言われたんですー

さあ、どうするー。
区民講座のチラシに書いても不自然ではなく、
講談の講座にふさわしいものを考えなくてはいけない・・・

まさか、ケアマネジャー・社会福祉士・介護福祉士
というわけにもいきませんよねー(笑)

しかし、講談師は名乗れない。
私はプロではありませんからー。

でも、アマチュア講談師 という肩書きも
どうも好きになれない。

さあ、どうする?ということで、
中野さんといろいろ話し合ううちに、
私が、
「東京西講談研究会 っていう団体、作っているんですよー」
とポロッと話したら

「あ、それ、いいじゃない!
東京西講談研究会代表 っていうのいいんじゃない?」
と提案してくださったんです。

それだ‼️ と思いました。

この、なんとも言えない曖昧さ(笑)
講談に関わっている ということだけは伝わるけど、
あとは、なんかよくわからない(笑)


以来、私は名刺の肩書きも
「東京西講談研究会代表」としています。

本当に会えて良かった、中野さん!
紹介してくれたマリちゃん、ありがとう!

そして、区民講座の当日。
この日のプログラムは、
学校での講談授業の流れに沿ったものにしました。

皆さんと似たような年齢の私が、
講談を覚えていることにまず驚かれるわけです。

「いきなり、話が飛んでしまうことありませんか?」
「どうやって覚えるんですか」

こういう質問が必ず出るんです。
講談そのものにも、もちろん集中して下さいます。

そして、どうして私が講談を始めるようになったかについては、
さらに興味をお持ちになって
集中してお聞きになっているという印象を受けます。


区民講座には、アンケートがつきものですが、

初めて聞いた講談が意外と面白かった
講談との出会いが印象的だった
よく覚えられるなーとおもった
などの言葉が並びます。

やっててよかった、講談!
好きでよかった、講談!

いろいろな人たちに聞いていただきことで
ますますそういう思いを強くします。

本日のところは、
「区民講座で講談をやってよかった!肩書きが決まった区民講座!」の一席、
これをもって読み終わりと致します。